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細川亜衣 2月を食べる会

2月を食べる会


年の瀬、韓国へ。

数年前まで旅に出すぎていたせいか、いざどこへも行かれないとなっても、

さして旅欲のなかった私が、もし出かけるとしたら、とぼんやり考えていた国は韓国だった。


そんな時、海の向こうの親愛なる友から突然連絡をもらう。


亜衣さん、時間があったら旅をしませんか?

韓国へ行きましょう。


その一文で、私の人生にまた旅という文字が戻ってきた。


行きます。


すぐに返事をする。


茶と山の味や香りを求める旅へ。

娘の手を引き、家を後にする。


初めて飛行機に乗った時のようにどっと疲れてようやく辿り着く。

でも、異国に足を踏み入れた瞬間に自分の中で何かが変わる。


ああ、この感覚。

私の料理に生き生きとした何かを与えてくれた、記憶の襞。


食べたかったもの。

初めて出会うもの。

より深く知りたかったもの。


素通りの旅で得られるものはわずかだけれど、私だからこそ感じられる味を持ち帰れたらいい。

いつからか、旅にも、そこから日常に戻る自分にも過度な期待をしないようになった。

冬の空気の中で感じた、凛とした味。

豆や粉や山の菜の淡くも逞しい香り。


2月は韓国で感じたものを、その日の気分で、その日の素材と相談し、料理にします。

レシピは作る自分の中からしか生まれない。


咄嗟の閃きを。

食べる人へ贈り物をする気持ちで。


2月を食べる会

2/21・24・25

ぜひいらしてください。



ご予約はこちらからお願いいたします。

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